「謙也さん、」
「んー?ってちょ!お前また髪拭かんと出てきよってからに・・・!」
「だってめんどいし。」
「ドアホ!風邪ひいてまうやろ!」
「さすが医者の息子。」
「医者の息子やのうても言うとるわ。ええから早よ拭いてき。」
「嫌や。」
「お前なぁ・・・。」
「謙也さんが拭いて。」
「はぁ?」
「俺、あんま人に髪触らすん嫌いなんやけど謙也さんだけ特別。」
「えらそうなやっちゃな。」
「天才ですから。」
「それはテニスの話やろ。まぁええわ、ここ座り。」
「痛くせんでくださいよ、」
「せえへんわ。」
「せやかて謙也さんいっつも自分の髪乱暴に拭いとるし、」
「・・・・お前は俺に拭いてほしいんかほしないんかどっちや。」
「拭いてほしいっすわ。」
「(即答・・・)ほんま生意気なやっちゃな。」
「そんなん言いつつもちゃんと拭いてくれる謙也さんが好きや。」
「!?っな!おま・・・!!急に何言うねん!」
「謙也さん、」
「な、何やねん、」
「好きっすわ(ちゅー)」
「んむっ!?」
(大好き、大好き、)
初光謙ー!!
光の髪を謙也さんに拭いてもらいたかっただけなんですごめんなさい
寧ろ私が拭いてほs(ry
あーもー!光謙好きっすわー!!
「んー?ってちょ!お前また髪拭かんと出てきよってからに・・・!」
「だってめんどいし。」
「ドアホ!風邪ひいてまうやろ!」
「さすが医者の息子。」
「医者の息子やのうても言うとるわ。ええから早よ拭いてき。」
「嫌や。」
「お前なぁ・・・。」
「謙也さんが拭いて。」
「はぁ?」
「俺、あんま人に髪触らすん嫌いなんやけど謙也さんだけ特別。」
「えらそうなやっちゃな。」
「天才ですから。」
「それはテニスの話やろ。まぁええわ、ここ座り。」
「痛くせんでくださいよ、」
「せえへんわ。」
「せやかて謙也さんいっつも自分の髪乱暴に拭いとるし、」
「・・・・お前は俺に拭いてほしいんかほしないんかどっちや。」
「拭いてほしいっすわ。」
「(即答・・・)ほんま生意気なやっちゃな。」
「そんなん言いつつもちゃんと拭いてくれる謙也さんが好きや。」
「!?っな!おま・・・!!急に何言うねん!」
「謙也さん、」
「な、何やねん、」
「好きっすわ(ちゅー)」
「んむっ!?」
(大好き、大好き、)
初光謙ー!!
光の髪を謙也さんに拭いてもらいたかっただけなんですごめんなさい
寧ろ私が拭いてほs(ry
あーもー!光謙好きっすわー!!
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俺の好きな人にはすでに恋人がいる
それでも俺はあの人が好きで、今だって暇つぶしで付き合った女に適当に相槌を打ちつつ頭ではあの人のことばかり考えている。もしこのことを女が知れば最低だと罵るだろう。けれど、例え最低だと言われようとも俺はあの人が好きでたまらないのだ
「ね、光聞いてる?」
「え、あぁ、おん、」
「もー、ちゃんと聞いてよ!」
正直、この女はタイプでも何でもない。好きなのか?と問われれば愚問だと鼻で笑ってやる。なら何故付き合ったのかと聞かれれば暇つぶしだ。あの人のことを考えている辺り、暇つぶしにもなっていないことは明らかだが。
女にバレないように小さくため息を吐く
「ねぇ光、光はほんとにあたしのこと好き?」
女の目は真剣だった
「いきなり何なん。」
「だって光の目はあたしを見てないよ。」
この女は失敗だったかもしれない。バレないように上手くやっていたつもりだったのに、そんなことを思いながら冷め切った珈琲に口をつける
「あたしは光のこと好きだよ、光は?光はどうなの?」
必死に聞いてくる女に笑いを耐える。お前のことなんてただの暇つぶしとしか思っていないというのに何をそんなに必死になっているのやら
そもそもこの関係は付き合っているといえるのだろうか、ふとそんな疑問が頭をよぎる。
答えは否、だ
そもそも俺はこの女を好きではないし、この関係は一方的な女の片想いと俺の身勝手な考えが偶然一致したにすぎない。所詮は偶然の産物だ
案外簡単に出た答えに嘲笑した俺に女は困惑したような表情で「光?」と首を傾げた
「俺も好きやで」
俺はちゃんと笑えていただろうか
これほどまでに片想いが似合う少年がいるだろうか・・・!
光可愛いよ光 でも報われない光が好きなんだよごめんよ←
☆補足☆因みに、これは一応蔵謙←光です
光の好きな人=謙也
恋人=白石
「謙也、ここが俺らの部屋や。」
「・・・・。」
そう言って案内された部屋の広さに絶句した
「気に入らんかった?」
「え、いや、めっちゃでかいなぁ思て。」
戸惑いつつもそう言うと「普通やろ」と返された。いやいや、めっちゃでかいやん!
「ってちょお待って!」
「ん?」
「さっき俺らって言うた?」
「あぁ、そやで?」
「同じ部屋っちゅーこと?」
「当たり前やん、ちゅーかここ俺の部屋やし。」
「いやいやいやおかしいやろ!」
「せやかて俺と謙也が別の部屋とか耐えられへんもん。」
「はぁ!?」
「謙也から片時も離れたないねん。」
蔵は寂しげに笑って言った。思わず「お前は俺の彼女か!」と言いそうになったのをぐっと耐える
「ほな、寝よか。」
蔵が言ったのと同時に体が浮く。所謂、お姫様抱っこというやつだ
「は!?え、ちょ、おろせや!」
「大人しゅうしとき、連れてったるから。」
にこにこと微笑んだまま言うと、ベッドに俺を優しく寝かせた。そして戸惑っているうちに蔵が俺の上へと跨る。
「な、何して、」
「謙也、」
熱の篭った瞳で俺を見つめる蔵はまるで最愛の恋人に会ったかのように恍惚とした表情だった。次第に蔵の整った顔立ちが近づいてきて、ぎゅっと目を瞑る
「んん・・・!」
唇が重なりくぐもった声がでる。そして蔵の舌が口内へと入ってきて俺の舌を絡めとった。光との行為を思い出し顔がどんどん熱くなる
「んぅ、ふ・・・ぁっ!」
呼吸が苦しくなって蔵の肩を押すとゆっくりと体が離れた
「顔真っ赤やん、かわええな。」
「な、んで、」
「何で?そんなん謙也が好きやから。それよりも、」
突然蔵が俺を抱きしめて耳元で囁く
「これ、誰がつけたん?」
そう言って首筋をなぞられる。
「え、」
「このキスマーク、誰の?俺に教えて?」
ゆっくりと首筋を撫でながら冷たい声音で問いかけられる
「なぁ謙也、」
「う、あ、」
首筋にキスマーク、思い浮かぶのは一人
「光、」
ゆっくり小さな声で呟いたのを蔵は聞き逃さなかったようでぎゅうっと抱きしめられている腕に力が篭る
「光?あぁ、あの生意気なチェシャ猫か。」
忌々しいとでも言うように低い声で言った蔵に体がビクリと震えた
「かなわんなぁ、そういうの。」
耳元でそう言った蔵に背筋が粟立つ。蔵が、怖い、
「腹立ってしゃーないわ、」
瞬間、突然首筋にチクリ、と痛みがはしる。
「っあ!」
「敏感やなぁ、首筋弱いん?」
そしてべろりと首筋を舐められ上ずった声がでる。
「っぁ、蔵、やめっ・・・!」
「ふふ、かーわええ。」
「ぅあ、ひゃう・・っあ!」
するりと蔵の骨ばった手が服の中へと滑り込んでくる。俺は必死に身を捩って抵抗した
「いや、蔵・・!」
うっすらと涙が浮かんだ目で蔵を睨みつけると蔵はゆっくりと俺から身を引いた。その様子にほっとしていると頭を優しく撫でられる
「ごめんな、怖かったよな。」
「蔵、」
「せやけど謙也がこないなもんつけてくるからやで?」
蔵がゆっくりと首筋を撫でながら言った
「まぁ、俺が消毒したったからもうええけど。」
にっこり笑って俺の頬へとキスしてくる蔵に何もできずにいると、またもやぎゅうっと抱きしめられる
「謙也は俺だけのもんや、」
あぁ、俺は大変な人物に気に入られてしまったらしい
2話終了!
とりあえず、R18指定タイムとか嘘ついてごめんなさいorz
次回こそは嫉妬くらら全開で頑張りますので・・・!
「・・・・。」
そう言って案内された部屋の広さに絶句した
「気に入らんかった?」
「え、いや、めっちゃでかいなぁ思て。」
戸惑いつつもそう言うと「普通やろ」と返された。いやいや、めっちゃでかいやん!
「ってちょお待って!」
「ん?」
「さっき俺らって言うた?」
「あぁ、そやで?」
「同じ部屋っちゅーこと?」
「当たり前やん、ちゅーかここ俺の部屋やし。」
「いやいやいやおかしいやろ!」
「せやかて俺と謙也が別の部屋とか耐えられへんもん。」
「はぁ!?」
「謙也から片時も離れたないねん。」
蔵は寂しげに笑って言った。思わず「お前は俺の彼女か!」と言いそうになったのをぐっと耐える
「ほな、寝よか。」
蔵が言ったのと同時に体が浮く。所謂、お姫様抱っこというやつだ
「は!?え、ちょ、おろせや!」
「大人しゅうしとき、連れてったるから。」
にこにこと微笑んだまま言うと、ベッドに俺を優しく寝かせた。そして戸惑っているうちに蔵が俺の上へと跨る。
「な、何して、」
「謙也、」
熱の篭った瞳で俺を見つめる蔵はまるで最愛の恋人に会ったかのように恍惚とした表情だった。次第に蔵の整った顔立ちが近づいてきて、ぎゅっと目を瞑る
「んん・・・!」
唇が重なりくぐもった声がでる。そして蔵の舌が口内へと入ってきて俺の舌を絡めとった。光との行為を思い出し顔がどんどん熱くなる
「んぅ、ふ・・・ぁっ!」
呼吸が苦しくなって蔵の肩を押すとゆっくりと体が離れた
「顔真っ赤やん、かわええな。」
「な、んで、」
「何で?そんなん謙也が好きやから。それよりも、」
突然蔵が俺を抱きしめて耳元で囁く
「これ、誰がつけたん?」
そう言って首筋をなぞられる。
「え、」
「このキスマーク、誰の?俺に教えて?」
ゆっくりと首筋を撫でながら冷たい声音で問いかけられる
「なぁ謙也、」
「う、あ、」
首筋にキスマーク、思い浮かぶのは一人
「光、」
ゆっくり小さな声で呟いたのを蔵は聞き逃さなかったようでぎゅうっと抱きしめられている腕に力が篭る
「光?あぁ、あの生意気なチェシャ猫か。」
忌々しいとでも言うように低い声で言った蔵に体がビクリと震えた
「かなわんなぁ、そういうの。」
耳元でそう言った蔵に背筋が粟立つ。蔵が、怖い、
「腹立ってしゃーないわ、」
瞬間、突然首筋にチクリ、と痛みがはしる。
「っあ!」
「敏感やなぁ、首筋弱いん?」
そしてべろりと首筋を舐められ上ずった声がでる。
「っぁ、蔵、やめっ・・・!」
「ふふ、かーわええ。」
「ぅあ、ひゃう・・っあ!」
するりと蔵の骨ばった手が服の中へと滑り込んでくる。俺は必死に身を捩って抵抗した
「いや、蔵・・!」
うっすらと涙が浮かんだ目で蔵を睨みつけると蔵はゆっくりと俺から身を引いた。その様子にほっとしていると頭を優しく撫でられる
「ごめんな、怖かったよな。」
「蔵、」
「せやけど謙也がこないなもんつけてくるからやで?」
蔵がゆっくりと首筋を撫でながら言った
「まぁ、俺が消毒したったからもうええけど。」
にっこり笑って俺の頬へとキスしてくる蔵に何もできずにいると、またもやぎゅうっと抱きしめられる
「謙也は俺だけのもんや、」
あぁ、俺は大変な人物に気に入られてしまったらしい
2話終了!
とりあえず、R18指定タイムとか嘘ついてごめんなさいorz
次回こそは嫉妬くらら全開で頑張りますので・・・!
注意!微エロ、微グロ
「ん、」
目が覚めると見知らぬ場所だった。そういや俺、穴に落ちたんやっけ・・・。
「ここどこやねん。」
ため息混じりにそう呟くとあたりを見渡す。
「ここは不思議の国っすわ。」
「っ!?」
声のした方へ目を向けるとそこには木の上で座っている猫耳を生やした青年がいた。
「不思議の国?」
「そうっすわ。つーかあんた向こう側の人間やろ、何でここおんねん。」
「俺は何やようわからんけど白兎に連れてこられてん。」
「白兎・・・?あぁ、金太郎か。」
知り合いなのか猫耳の青年は納得したように言った。
「あんた名前は?」
「え?あ、あぁ謙也やけど。」
「俺は光。ほなとりあえず、」
猫耳の青年、光は自己紹介をした後、にやりと不適に笑い木から飛び降りた。
「味見してもええっすか?」
「え、」
光はそう言った瞬間俺に近づき首筋をべろりと舐めあげた。
「っひ!」
「ん、ええ反応。」
そう言って今度は耳を舐められる。クチュリ、といやらしい音に思わずぎゅっと目を瞑る。
「っあ、やめ、!」
「あんたごっつ美味そうな匂いするんですわ。」
「意味わから、っひゃう!」
光の舌が耳の中へとはいってきた。声をあげると「何や、気持ちええんすか?」と聞かれ反論しようと口を開く。
すると待ってましたと言わんばかりに口を塞がれ口内を犯される。
「んん、ふぁ・・!」
逃げ惑う舌をいとも簡単に絡められる。苦しくなって光の胸板を押すとようやく解放された。
「何すんねん・・・!」
「せやかて、あんためっちゃ美味そうな匂いするからつい、」
「つい、やあらへんわ!ほんま何考え、」
「兄ちゃんやっと見つけたで!」
突如聞こえた幼さの残る明るい声。どこかで聞いたような・・・。そう思い目を向けると案の定、先程自らを穴へと連れ込んだ兎耳の少年がいた。
「ほら、早よ行かな白石に怒られてまう!」
少年は来た時と同じように俺の手首をつかんだ。やはりその力は年相応とは言い難い程に強かった。
「何や白石んとこ連れて行くんかいな。」
側で見ていた光は突然そう言って背を向けて歩き出す。
「え、どこ行くん?」
「白石んとこ行くならまた合えるやろ。それとも何や、俺と一緒におりたいん?」
意地悪く笑ってそう言った光に少しだけ顔が赤くなる。
「兄ちゃん行くで!」
言い返そうと口を開いたが少年に腕をひかれ光の姿がどんどん離れていった。
「せやから、白石って誰やねん・・・!」
引っ張られながらそう叫ぶと「ごっつ怖いねん!」と言われた。えええ、ちょ、俺今からごっつ怖い人んとこ行くん?!嫌やねんけど・・・!
「着いたー!」
「うわ、めっちゃでかい城やな・・・。」
思わずそう呟くと「せやろー?」と少年は満足気に笑った。かわええな、なんて思っていると「ほなわい用事あるからいくわ!自分は早よ白石に会うてな!」そう言い残し去って行った。ちょお待って、俺1人でごっつ怖い人んとこ行かなあかんの?
「まぁ、しゃーないか。」
あまり気は進まへんけど仕方なく城へと足を踏み入れた。
城の中は広く、迷ってしまうほどだった。そもそも何処へ行けばいいのかわからない。すっかり迷ってしまった俺はだだっ広い廊下で1人立ち尽くしていた。
「どないしよ、」
ため息を吐くとちょうど前方にこの城の兵士らしき人物が見えた。道を聞こうと口を開くと、目が合った兵士はとたんに厳しい表情になり俺へと駆け寄り槍を向けた。
「お前、何者だ!何処から進入した!」
「いや、あの、」
「答えろ!」
ぐっとや槍を喉元へと突きつけられ思わず「ひっ!」と情けない声がでる。ちゅーか何でこうなんねん!俺は道聞きたいだけなんに!
「せ、せやから俺は、」
「何や、随分楽しそうなことしとるなぁ?」
ふいに聞こえた声に兵士の顔が引き攣った。
「白石様・・・!」
「謙也に槍向けるなんてええ度胸しとるやん。」
「ひっ!どうかお許しを・・・!」
恐怖で上ずった声を上げる兵士に対して白石という男は笑みを深め冷淡な声音で言った。
「許すわけあらへんやろ。」
次の瞬間、兵士の首が斬り落とされた。そして飛び散った血が俺の頬に付く。え、何やこれ。
呆然としていると白石という男は俺へと向き直り先程の兵士に向けていた冷酷な笑顔とは打って変わって優しく微笑んだ。
「謙也、会いたかったで。」
「な、何で俺の名前・・・」
震える声でそう言うと意味深にくすり、と笑われた。そして男は俺に近づき頬についた血を指で拭い、舐めた。
「う、あ・・・」
先程目の前で起こった出来事に怯え動けずにいると、男は「かわええなぁ」と笑った。何やねんこいつ、人殺したくせに何で平気な顔しとんねん。
「あぁ、自己紹介がまだやったな。俺は蔵ノ介、蔵でええよ。」
優しく微笑まれ先程の冷酷な彼が嘘のように思える。しかし、視界の端に首と胴体が離れた兵士の姿がうつり再び体が強張った。その様子に蔵は安心させるように俺の頭を撫でた。
「謙也は優しい子やなぁ。」
「何で、」
「うん?」
「何でこの人殺したん・・・?」
震える声で聞くと蔵は相変らず優しい笑顔で言った。
「そんなん謙也に槍向けたからやん、ほんまはもっと切り刻んでやりたいんやけど。」
「っ、」
「どないしたん?そない震えて。あぁ、こんな汚いもん見たないよな。」
蔵は「すぐ片付けるさかい、待っとってな?」とにっこり笑って何人かの兵士を呼んで冷めた声音で「片付けろ。」とだけ言った。
「謙也、」
名前を呼ばれ顔を上げるとふわりと優しく微笑まれそして抱きしめられた。何も出来ずにただ抱きしめられていると「ええ子、」と耳元で囁かれた。
「なぁ謙也、最初に言うとくけど謙也は俺のもんやから」
さっきまでは温かみのある声だったのに、この時だけは有無を言わせないほどに冷たい声だった。
「っ!」
「ほな謙也部屋行こか?」
またさっきのように優しく微笑んで俺の手を引く蔵に恐怖を感じた。
この時まだ俺は気づいていなかった、この言葉がどれほど絶対的な意味を持つのかを。
1話終了!疲れた^▽^
いきなり謙也にベタ甘な白石ww 次回はR18指定タイムだ!多分!
「ん、」
目が覚めると見知らぬ場所だった。そういや俺、穴に落ちたんやっけ・・・。
「ここどこやねん。」
ため息混じりにそう呟くとあたりを見渡す。
「ここは不思議の国っすわ。」
「っ!?」
声のした方へ目を向けるとそこには木の上で座っている猫耳を生やした青年がいた。
「不思議の国?」
「そうっすわ。つーかあんた向こう側の人間やろ、何でここおんねん。」
「俺は何やようわからんけど白兎に連れてこられてん。」
「白兎・・・?あぁ、金太郎か。」
知り合いなのか猫耳の青年は納得したように言った。
「あんた名前は?」
「え?あ、あぁ謙也やけど。」
「俺は光。ほなとりあえず、」
猫耳の青年、光は自己紹介をした後、にやりと不適に笑い木から飛び降りた。
「味見してもええっすか?」
「え、」
光はそう言った瞬間俺に近づき首筋をべろりと舐めあげた。
「っひ!」
「ん、ええ反応。」
そう言って今度は耳を舐められる。クチュリ、といやらしい音に思わずぎゅっと目を瞑る。
「っあ、やめ、!」
「あんたごっつ美味そうな匂いするんですわ。」
「意味わから、っひゃう!」
光の舌が耳の中へとはいってきた。声をあげると「何や、気持ちええんすか?」と聞かれ反論しようと口を開く。
すると待ってましたと言わんばかりに口を塞がれ口内を犯される。
「んん、ふぁ・・!」
逃げ惑う舌をいとも簡単に絡められる。苦しくなって光の胸板を押すとようやく解放された。
「何すんねん・・・!」
「せやかて、あんためっちゃ美味そうな匂いするからつい、」
「つい、やあらへんわ!ほんま何考え、」
「兄ちゃんやっと見つけたで!」
突如聞こえた幼さの残る明るい声。どこかで聞いたような・・・。そう思い目を向けると案の定、先程自らを穴へと連れ込んだ兎耳の少年がいた。
「ほら、早よ行かな白石に怒られてまう!」
少年は来た時と同じように俺の手首をつかんだ。やはりその力は年相応とは言い難い程に強かった。
「何や白石んとこ連れて行くんかいな。」
側で見ていた光は突然そう言って背を向けて歩き出す。
「え、どこ行くん?」
「白石んとこ行くならまた合えるやろ。それとも何や、俺と一緒におりたいん?」
意地悪く笑ってそう言った光に少しだけ顔が赤くなる。
「兄ちゃん行くで!」
言い返そうと口を開いたが少年に腕をひかれ光の姿がどんどん離れていった。
「せやから、白石って誰やねん・・・!」
引っ張られながらそう叫ぶと「ごっつ怖いねん!」と言われた。えええ、ちょ、俺今からごっつ怖い人んとこ行くん?!嫌やねんけど・・・!
「着いたー!」
「うわ、めっちゃでかい城やな・・・。」
思わずそう呟くと「せやろー?」と少年は満足気に笑った。かわええな、なんて思っていると「ほなわい用事あるからいくわ!自分は早よ白石に会うてな!」そう言い残し去って行った。ちょお待って、俺1人でごっつ怖い人んとこ行かなあかんの?
「まぁ、しゃーないか。」
あまり気は進まへんけど仕方なく城へと足を踏み入れた。
城の中は広く、迷ってしまうほどだった。そもそも何処へ行けばいいのかわからない。すっかり迷ってしまった俺はだだっ広い廊下で1人立ち尽くしていた。
「どないしよ、」
ため息を吐くとちょうど前方にこの城の兵士らしき人物が見えた。道を聞こうと口を開くと、目が合った兵士はとたんに厳しい表情になり俺へと駆け寄り槍を向けた。
「お前、何者だ!何処から進入した!」
「いや、あの、」
「答えろ!」
ぐっとや槍を喉元へと突きつけられ思わず「ひっ!」と情けない声がでる。ちゅーか何でこうなんねん!俺は道聞きたいだけなんに!
「せ、せやから俺は、」
「何や、随分楽しそうなことしとるなぁ?」
ふいに聞こえた声に兵士の顔が引き攣った。
「白石様・・・!」
「謙也に槍向けるなんてええ度胸しとるやん。」
「ひっ!どうかお許しを・・・!」
恐怖で上ずった声を上げる兵士に対して白石という男は笑みを深め冷淡な声音で言った。
「許すわけあらへんやろ。」
次の瞬間、兵士の首が斬り落とされた。そして飛び散った血が俺の頬に付く。え、何やこれ。
呆然としていると白石という男は俺へと向き直り先程の兵士に向けていた冷酷な笑顔とは打って変わって優しく微笑んだ。
「謙也、会いたかったで。」
「な、何で俺の名前・・・」
震える声でそう言うと意味深にくすり、と笑われた。そして男は俺に近づき頬についた血を指で拭い、舐めた。
「う、あ・・・」
先程目の前で起こった出来事に怯え動けずにいると、男は「かわええなぁ」と笑った。何やねんこいつ、人殺したくせに何で平気な顔しとんねん。
「あぁ、自己紹介がまだやったな。俺は蔵ノ介、蔵でええよ。」
優しく微笑まれ先程の冷酷な彼が嘘のように思える。しかし、視界の端に首と胴体が離れた兵士の姿がうつり再び体が強張った。その様子に蔵は安心させるように俺の頭を撫でた。
「謙也は優しい子やなぁ。」
「何で、」
「うん?」
「何でこの人殺したん・・・?」
震える声で聞くと蔵は相変らず優しい笑顔で言った。
「そんなん謙也に槍向けたからやん、ほんまはもっと切り刻んでやりたいんやけど。」
「っ、」
「どないしたん?そない震えて。あぁ、こんな汚いもん見たないよな。」
蔵は「すぐ片付けるさかい、待っとってな?」とにっこり笑って何人かの兵士を呼んで冷めた声音で「片付けろ。」とだけ言った。
「謙也、」
名前を呼ばれ顔を上げるとふわりと優しく微笑まれそして抱きしめられた。何も出来ずにただ抱きしめられていると「ええ子、」と耳元で囁かれた。
「なぁ謙也、最初に言うとくけど謙也は俺のもんやから」
さっきまでは温かみのある声だったのに、この時だけは有無を言わせないほどに冷たい声だった。
「っ!」
「ほな謙也部屋行こか?」
またさっきのように優しく微笑んで俺の手を引く蔵に恐怖を感じた。
この時まだ俺は気づいていなかった、この言葉がどれほど絶対的な意味を持つのかを。
1話終了!疲れた^▽^
いきなり謙也にベタ甘な白石ww 次回はR18指定タイムだ!多分!
注意!アリスパロ
☆配役☆
アリス・・・謙也
女王様・・・白石
チェシャ猫・・・財前
白兎・・・金ちゃん
「遅刻やー!」
いつものように木陰でうとうとしているとふいにそんな声が聞こえた。誰や、と思い見ると白いウサギ耳を生やした少年が慌てたようにこちらへ走ってくる。
「白石に怒られる!」
少年はそう言って俺の目の前を通り過ぎて行った。かと思えば、走っていた足を止め俺へと駆け寄ってきた。
どうしたのかと思っていると突然手首をつかまれ引っ張られる。
「え、ちょ、何やねん!」
「兄ちゃん着いてきて!」
「はぁ!?」
わけがわからないまま引きずられていると前方に大きな穴が見えた。そして少年は今にもその穴に飛び込もうとしている。おいおいおいちょっと待て!
「ちょ、待っ!」
「ほな行っくでー!」
静止の声も虚しく少年は幼い顔とは不釣合いな程の怪力で足に力をいれ踏ん張った俺の手首をぐいっと引き穴へと飛び込んだ。
「うわあああああああっ!!」
とりあえずプロローグ終了!
次からは皆さんお待ちかねのツンデレピアスとバイブルがからんでくる予定^▽^
☆配役☆
アリス・・・謙也
女王様・・・白石
チェシャ猫・・・財前
白兎・・・金ちゃん
「遅刻やー!」
いつものように木陰でうとうとしているとふいにそんな声が聞こえた。誰や、と思い見ると白いウサギ耳を生やした少年が慌てたようにこちらへ走ってくる。
「白石に怒られる!」
少年はそう言って俺の目の前を通り過ぎて行った。かと思えば、走っていた足を止め俺へと駆け寄ってきた。
どうしたのかと思っていると突然手首をつかまれ引っ張られる。
「え、ちょ、何やねん!」
「兄ちゃん着いてきて!」
「はぁ!?」
わけがわからないまま引きずられていると前方に大きな穴が見えた。そして少年は今にもその穴に飛び込もうとしている。おいおいおいちょっと待て!
「ちょ、待っ!」
「ほな行っくでー!」
静止の声も虚しく少年は幼い顔とは不釣合いな程の怪力で足に力をいれ踏ん張った俺の手首をぐいっと引き穴へと飛び込んだ。
「うわあああああああっ!!」
とりあえずプロローグ終了!
次からは皆さんお待ちかねのツンデレピアスとバイブルがからんでくる予定^▽^